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ブリタニック(HMHS Britannic, HMHSはHis Majesty Hospital Shipの略)は、イギリスの客船。オリンピックとタイタニックの姉妹船で、最後に竣工した。 20世紀初頭に造船業としての勢力を保っていたハーランド・アンド・ウルフ社の会長が、ホワイト・スター・ライン社のブルース・イズメイ社長に3隻の大型客船の造船計画を発案したのが発端である(3隻まとめてオリンピッククラスと呼ばれていた)。 == 船歴 == 予算上、ドックの関係で2隻のみが先立って造船され、1908年に一番船オリンピックが、その1年後の1909年に二番船タイタニックの造船が開始された。そしてオリンピック進水式の年の1911年に三番船の造船が発表された。 本来この三姉妹の基本的な図面は全く同じであるが、実際先立って乗客を乗せて航海を始めた一番船オリンピックの問題面や改善点を受けて、二番船であるタイタニックは若干の仕様が変更された。 ブリタニックもタイタニックの仕様を受けて造船される予定であったが、1912年4月15日に起こったタイタニックの沈没を受けて、設計が大幅に変更された。また、底部のみだった2重船底を側面まで延長し、さらに防水隔壁(タイタニックではEデッキまでしかなかった)をBデッキまでかさ上げする処置がとられた。さらに最上部のボート甲板、船尾楼甲板にはクレーン式のボートつり柱の取り付けが決定し、3等船客用の遊歩甲板は標準型救命ボート12隻で埋め尽くされた。このクレーンは短時間で多数のボートを下ろすことが出来た。 さらに、オリンピック、タイタニックの船長を務めたエドワード・ジョン・スミスが巨大船に充分慣れていなかったことを遅まきながら認識し、当時オリンピック級に匹敵する巨大船ルシタニア・モーリタニア・アキタニアを保有していたキュナード・ライン社から、巨大船の扱いに熟練したチャールズ・バートレットを呼び、ブリタニックの艤装工事を監督させ、船長に就任させた。また、タイタニック沈没以前に内定していた船名ジャイガンティック (Gigantic) をブリタニックと改名し、1914年にようやく進水式を迎える。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ブリタニック (客船・2代)」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 HMHS Britannic 」があります。 スポンサード リンク
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